さくら さくら
野山も 里も 見わたす限り
かすみか雲か 朝日ににおう
さくら さくら 花ざかり
2026年4月3日、「日本中が晴天です。桜は満開です!」・・・とテレビは報じました。
さまざまの事 思い出す さくらかな
私は4月が誕生月です。「桜の花の満開の時に生まれたよ」と母から聞いています。
その報道を聴き、早速私は桜を見に行きました。青い空と桜の花はとてもよく似合います。目的地へ着き、桜の下に入りました。青い空をバックにパッ!と光って咲いています。「桜さん。こんにちは。93回目の出会いです。ありがとうございます。」と深々と頭を下げました。見上げると、5枚の花びらは薄いピンク色で大きな笑顔に見えました。私も大きな笑顔になりました。
何十億年続いた大地のエネルギーをこの木に込めて精一杯咲いて輝いている花・・・。腹の底から熱い物が込み上げました。「桜さん、今年も出会えてよかったー!ありがとうございます。」と感謝しました。丁度その時、風が吹いて枝が揺れて頷いて頂いたように思えました。そして、顔にひらひら桜の花が舞い降りました。今まで感じたこともない心からの感動です。いつもの私でしたら、「桜の花は見たよ。さぁお弁当!!」「そして次はどこへ行く?」・・・と慌ただしいことでした。春の行事のひとつだったのだと思います。今年ほど、しんみりと桜の花と対話をしたことはありませんでした。その日の夜は、とても深いやすらぎと、安堵の中でぐっすりと休みました。
翌日の朝方は、激しい雨の音と風の音に目が覚めました。なんと大嵐です。テレビでは、電車はストップしていると報じています。「あらぁ!昨日の桜さん達はどうなっただろうか・・・?花に嵐とは言うもの、無念残念あぁ無情!」と、色々なことをウラミ、悔やんで散ったのかしら?いや、桜の花は散り際の美しさを愛でる花です。一生懸命咲いて、清らかに散ったに違いない。お隣の蕾さんに優しく目配せして「頑張ってね」とバトンタッチして、風に身を任せたのでしょう。
散る桜 残る桜も 散る桜 (良寛)
明日あると 思う心の 仇桜
夜半に嵐の 吹かぬものかは (親鸞)
桜さん。ありがとうございます。又、大きな学びをさせて頂きました。来年もお逢いしとうございます。「素直で明るくあたたかく」の信念の日々を重ねて参ります。ありがとうございます。