体の声を聴こう

 コスモスの 大きくゆれて 深呼吸

 やっと冷房無しに寝られる・・・と思ったのもつかの間、もう冬になりました。私は、四季のあるすばらしい国に生まれ九十歳を超えました。春・夏・秋・冬の楽しいリズムの中で育ちました。この頃は、雨や雪の降り方、風の吹き方、人の心も変わってきました。異常気象です。体の仕組みは、大昔の石器時代と変わっていません。四季が無くなり、「夏と冬」の二季になりました。そこで風邪の人、首から肩が動かない、全身のこわばり、足が痛い、何の原因も無いのに「ぎっくり腰」になった・・・とおっしゃる方がとても多いのです。何が原因でしょう・・・?

 記録的猛暑から急転の寒さで筋肉硬直、自律神経の乱れ、血流の悪化です。はやく言えば、冬になるための「秋」、夏になるための「春」が必要です。スポーツ選手も本番前に準備運動をしっかりしています。夏は体の熱を放出するため毛穴が開いています。冬は体温を逃さないように毛穴が閉まっています。それがいきなり夏です。冬です。では体も心も混乱します。冬から猛暑の夏に向かうため春があり、一日一日とあたたかくなる日々が、暑さに耐えるための準備期間です。秋は、厳しい寒さへ向かうための体や心の準備。部屋も、着る物も、食べるものも、冬支度です。これをしないで、いきなり「冬」では、体も心も大混乱で、これが病氣の始まり。これをないがしろに生活をしていたら、病氣を通り越して「病人」になります。「病人」にならないために体から私達への親切として、風邪や肩凝り、「ぎっくり腰」を起こして知らせてくれているのです。「ちょっと待って!!体の声を聴いてください!!!」・・・と体の方が私達を助けているのです。何とありがたいことでしょう。

 あと一ヶ月もしたら新しい年を迎えます。希望を持って生きるためにも、体を整えましょう。あたたかい衣服、お風呂、食事、生姜入りのコスモ酵素等で自分自身をしっかり守り、しなやかな心と身体の人になりましょう。「素直で明るくあたたかく」の心の根っこをしっかり張ろう!!

2025.11.10